金網の向こう
陽に灼け果て
干からびてく通り道
知らない 橫顔を
目で 追いかけ
萌えた花の蜜をのむ
ここから走り出す
力が欲しい
小さく丸まって
その合圖を
いつだって待っていた
見上げれば
終わりをみたこともない
目眩を覺えるような空
あの丘を越えれば
いつもあなたがいた
さよならかわいい夢
"おまえはいい子だ"と
愛しい聲
さびた缺片 積み上げて
"お前のためだよ"と
キスをくれて
陽はまた落ち夜が明ける
まっすぐ笑えない
だけど笑って
わたしのためだけに
走れるなら
まっすぐに守れたら
繫がれた風さえ
動き始める
岬にやさしい雨の跡
强い光は
影を焦げつかせて冷えた
愛から覺めるように
見上げれば
終わりをみたこともない
目眩を覺えるような空
あの丘を越えれば
いつも あなたがいた
さよならかわいい夢のにおい
繫がれた風さえ
動き始める
岬にやさしい雨の跡
强い光は
影を焦げつかせて冷えた
愛から覺めるように